マルチターン安全性データセット
LLMの安全性は、単発の質問では守られても、会話のターン数が増えるほど劣化する傾向があります。段階的に情報を引き出す、役割を演じさせる、話題をすり替える——といった多ターンにわたる誘導に、モデルは徐々に応じてしまいがちです。本データセットは、この「ターンを重ねることで安全性が崩れる」点に着目し、日本語のマルチターン対話(最大12ターン)で安全性を鍛えるために構築しました。
日本語マルチターン対話を Parquet 形式で収録。各データは question_turnN / answer_turnN(各ターンの質問と回答)に加え、安全でないターンを示す unsafe_turns、会話テーマの category_tag、攻撃手法の attack_tag を持ちます。対話は最大12ターンまで。合成データと手作業によるデータを組み合わせて作成しています。ライセンスは各データ個別(license キー)に付与しており、利用時は各データのライセンスに従います。

Llama Guard の “UNSAFE CONTENT CATEGORIES” を参考に、11カテゴリを付与しています:プライバシー・個人情報 / 法律 / 政治・選挙 / 倫理・道徳 / 攻撃・暴力 / 差別 / 冒涜・毀損 / 性的表現 / 悪意のあるプログラム / 精神障害・自傷行為 / 税制・会計の悪用。

SafeDialBench を参考に、マルチターン特有の攻撃パターンを分類しています:詳細な探り / 参照・深掘り / ロールプレイ / 話題の転換 / 目的の逆転 / シーン構築 / 誤った考え。単発では検知しやすい要求も、これらの手法で複数ターンに分割されると通りやすくなるため、攻撃型ごとの耐性を鍛えます。

日本語での安全性は AnswerCarefully を GPT-5 の LLM-as-a-judge で採点。マルチターンの安全性は SafeDialBench を用い、会話の最終ターンに限定して評価します。Gemma3-27B・Qwen3-32B の2モデルで検証し、両ベンチマーク・両モデルすべてでSFTによる改善を確認しました。


データで、
革新のきっかけを。
APTOの高品質AIデータで、あなたのビジネスに新たな可能性を。
まずは資料請求からお気軽にお問い合わせください。